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AI動画のYouTube収益化は可能?6チャンネル424本の実測

AIで作った動画で収益化できるのかを、筆者が運用する6チャンネル・424本・累計62万再生の実測データで検証。1本あたり再生の差、登録者1人あたり897再生という転換率、公式の収益化条件までまとめます。

公開日: 2026-08-26 / 更新日: 2026-08-26 / まぁる

AI動画のYouTube収益化は可能?6チャンネル424本の実測のアイキャッチ
目次

AIで作った動画でも、再生数は取れます。ただし収益化の条件を満たせるかは別の話で、詰まる場所は登録者1,000人です。

この記事では、私が実際に動かしている自動生成チャンネル6件・424本の実測データを公開します。累計621,173回再生、登録者は合計692人(2026年8月26日時点)。数字はYouTube Data APIで毎日取得して記録したものです。

「AI動画で稼げる/稼げない」の主張ではなく、どこまで伸びて、どこで止まるのかを数字で示します。

実際に動かしているチャンネルの数字

まず、実物を出します。6チャンネルのうち最も再生を集めている昭和の消えたもの図鑑です。数字はチャンネルを開けば確認できます。

AI生成のショート動画チャンネル「昭和の消えたもの図鑑」のYouTubeチャンネル画面。登録者209人、54本の動画が並んでいる

54本で登録者209人。決して多くはありません。ところが累計再生数は211,078回あります。ショート動画は、登録者が少なくても再生は積み上がるという構造がここに出ています。

6チャンネル全体の内訳は次のとおりです。

チャンネル本数登録者累計再生1本あたり
昭和の消えたもの図鑑52207211,0784,059
チャンネルD(雑学解説)174156158,632911
チャンネルC(レトロ雑学)83167126,1451,519
チャンネルE(実用ノウハウ)462655,4341,205
チャンネルF(生活情報)5211340,577780
平成レトロ図鑑172329,3071,723
合計424692621,1731,465

チャンネルC〜Fは、現在も運用中のため名称を伏せています。数字はすべて実測値です。

すべて台本・画像・音声をAIで生成し、投稿まで自動化しています。運用の手数はどのチャンネルもほぼ同じです。

同じ仕組みでも、1本あたり再生は5.2倍ひらいた

同じパイプラインで作っているのに、成果は大きく分かれました。

チャンネル別の1本あたり再生数の比較。昭和の消えたもの図鑑が4,059回で最も高く、最も低いチャンネルの780回とは5.2倍の差がある

注目してほしいのはチャンネルDです。174本と最も多く投稿しているのに、1本あたりは911回で下から2番目でした。いっぽう「昭和の消えたもの図鑑」は52本で4,059回。本数の少ないほうが、1本あたりでは4.5倍稼いでいます。

投稿量を増やせば伸びる、という前提はこの実測では成立しませんでした。差がついたのはテーマの選び方とサムネイルの型です。毎日投稿の効果についてはYouTubeの投稿頻度は毎日が正解かでも扱っています。

  • 投稿本数と1本あたり再生に相関はなかった(174本で911回/52本で4,059回)
  • 伸びたのは、視聴者が「知っている対象」を扱ったチャンネル(昭和・平成の実在の道具)
  • 伸びなかったのは、テーマが抽象的で対象年齢が絞れていないチャンネル

新規チャンネルは、3日目から動き出した

「今から始めても遅いのでは」という疑問に、直接答えられるデータがあります。2026年8月19日に新しく開設した平成レトロ図鑑の立ち上がりです。

平成レトロ図鑑の開設8日間の累計再生数の推移。最初の2日は再生ゼロ、3日目に1,361回、8日目に29,307回に達した

1日3本の投稿で、8日目に29,307回に届きました。ここで大事なのは最初の2日は再生ゼロだったことです。

新規チャンネルは投稿してもすぐには回りません。3日目に1,361回で動き出し、そこから一気に伸びました。開設直後に数字が出ないのを見て止めてしまうと、この立ち上がりの手前で終わります。

開設8日目の「平成レトロ図鑑」のYouTubeチャンネル画面。登録者25人、19本の動画が並んでいる

ショートがどう配信されるかの仕組みはYouTubeショートのアルゴリズム解説に、冒頭で離脱させない作り方はショート動画の冒頭フックの作り方にまとめています。

本当の壁は「登録者1,000人」だった

ここからが本題です。再生は取れているのに、6チャンネルともまだ1円も広告収益が発生していません。理由は収益化の条件を満たしていないからです。

YouTubeパートナープログラムの参加資格(確認日2026年8月26日)では、申し込み資格が次の2基準のいずれかと案内されています。

基準登録者追加条件
基準11,000人以上直近12か月の総再生時間 4,000時間以上
基準21,000人以上直近90日の対象ショート視聴回数 1,000万回以上

どちらの基準にも「登録者1,000人以上」が入っています。 つまり、ショート動画がどれだけ再生されても、登録者が1,000人に届かない限り収益化は始まりません。

同ページには、ショートフィードでの視聴回数は総再生時間4,000時間の要件にカウントされないことも明記されています。ショート中心のチャンネルは、実質的に基準2を狙うことになります。

では、登録者はどのくらいのペースで増えるのか。実測がこれです。

チャンネル別の登録者1人あたりに必要な再生数。最も効率のよいチャンネルは359回、最も悪いチャンネルは2,132回かかっている

6チャンネル合計で897回の再生につき登録者1人でした。この数字を使うと、登録者1,000人に必要な再生数は約90万回という計算になります。

一方で、基準2が求めるショート視聴回数は90日間で1,000万回です。現在のペース(1日約18,300回)だと90日で約165万回にしかならず、1,000万回には遠く届きません

登録転換率にもチャンネル差がありました。最も効率がよかったチャンネルFは359回に1人で、最も悪いチャンネルEは2,132回に1人。再生数が一番多いチャンネルが、登録効率も一番よいわけではありません。

収益化の条件そのものはYouTube収益化の条件|500人・1000人の違いと達成手順で詳しく整理しています。

収益が発生したあとの取り分

条件を満たしたあとの話も、先に把握しておくと計画が立てやすくなります。

ショート動画の収益分配の仕組み(確認日2026年8月26日)によると、ショートフィードの広告収益は月ごとに合算され、エンゲージビューと音楽の使用状況に応じてクリエイタープールへ割り当てられます。そこから45%が収益化クリエイターへ分配されます。

このページで注意すべきなのは、対象外になる視聴回数が明記されている点です。

  • オリジナルコンテンツでない視聴回数は対象外
  • 人為的または不正に操作された視聴回数は対象外
  • 広告掲載に適さないコンテンツの視聴回数は対象外

AI生成で量産する場合、1つ目の「オリジナルコンテンツでない」に触れないかが判断の分かれ目になります。既存動画の切り貼りや、他人の素材の再アップロードは避け、企画・構成・素材を自分の側で作る必要があります。

AI表記は必要か

AI生成であることの開示は、内容によって扱いが変わります。

改変されたコンテンツや合成コンテンツの開示(確認日2026年8月26日)では、写真のようにリアルなコンテンツをAIで生成・大幅改変した場合に視聴者への開示を求めています。一方で、非現実的なコンテンツや軽微な編集は開示不要とされ、台本作成の支援や字幕生成も開示不要の例に挙げられています。

私のチャンネルの場合、イラスト調の画像を使っているものは非現実的なコンテンツ側、実物の写真に近い質感で生成しているものは開示側、と分けて判断しています。ラベルの表示場所も分かれていて、写真のようにリアルなものは動画プレーヤーに、非現実的なものは説明欄を開いたときに表示されます。

判断に迷う場合の具体的な手順はYouTubeのAI表記ラベルの付け方にまとめました。

これから始める人が最初に決めること

実測を踏まえると、優先順位ははっきりしています。

  1. テーマを「視聴者が知っている具体的な対象」に寄せる(抽象的なテーマは伸びなかった)
  2. 開設から3日は数字を見ない。2日間の再生ゼロは想定内
  3. 1日1〜3本を最低3週間続けて、1本あたり再生の水準を測る
  4. 1本あたりが1,000回を下回り続けるなら、本数ではなくテーマとサムネを変える
  5. 登録者は「再生数÷900」で見積もる。1,000人までの距離を再生数に換算して計画する

本数を増やす前に、1本あたりの水準を確認してください。174本で911回のチャンネルと52本で4,059回のチャンネルが同じ仕組みから生まれた以上、量を増やしても水準は上がりません

本記事の数字は、昭和の消えたもの図鑑平成レトロ図鑑の2チャンネルについては、実際のチャンネルページで登録者数と本数を確認できます。残り4チャンネルは運用中のため名称を伏せていますが、集計にはすべて含めています。

まとめ

AI動画でYouTubeの再生数を取ることはできます。6チャンネル424本で累計621,173回、直近14日だけで256,726回という実測がその裏付けです。

ただし収益化の入口は登録者1,000人で、これはショート動画の視聴回数では代替できません。実測では897回の再生で登録者1人、1,000人まで約90万回という距離でした。

始めるかどうかを判断するときは、「AI動画は稼げるか」ではなく、自分が90万回の再生を積める見込みがあるかで考えると現実的です。そして90万回に届くかどうかは、投稿本数ではなく1本あたりの水準で決まります。

Pick Up

この6チャンネルを動かしている仕組み

台本・画像・音声の生成から投稿までを自動化した、実際の構成と運用手順をまとめています。

構成を見る

数字は今後も記録を続けます。この記事は実測が更新され次第、内容を更新します。

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