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YouTube台本をAIで書く方法|そのまま使える3段階プロンプト

YouTube台本をAIで書くコツは、構成と本文化を分けて指示することです。そのまま使える3段階のプロンプトと、AI台本が収益化ポリシー違反にならないための線引きを、YouTube公式ポリシーをもとにまとめます。

公開日: 2026-07-03 / 更新日: 2026-07-26 / まぁる

YouTube台本をAIで書く方法|そのまま使える3段階プロンプトのアイキャッチ
目次

YouTube台本をAIで書くコツは、いきなり「台本を書いて」と丸投げせず、役割設定 → 構成 → 本文化の3段階に分けることです。工程を分けるだけで、論点のズレと冗長さが大きく減ります。

先に安心材料をひとつ。YouTube公式ヘルプの情報開示ルールによると、AIによる台本作成の支援は「軽微な編集」に分類され、視聴者への開示は不要です(2026年7月時点)。同ヘルプは開示を行っても収益化の資格に影響はないとも明記しています。AIで台本を書くこと自体は問題になりません。

問題になるのは使い方のほうで、その線引きは記事の後半でポリシー原文とあわせて整理します。

なぜ一度に全文を出させてはいけないのか

AIに「台本を書いて」とだけ伝えると、動画の目的も視聴者像も分からないまま書き始めるため、当たり障りのない一般論になります。さらに全文を一度に生成させると、途中で論点がずれても引き返せません。

以下、3段階のプロンプトをそのまま使える形で載せます。動画の内容に応じて括弧内を書き換えてください。

STEP1:役割と条件を渡す

最初のプロンプトで、AIに立場と前提を渡します。ここが曖昧だと以降がすべてブレます。

  • あなたはYouTubeの構成作家です。これから1本の動画の台本を一緒に作ります。
  • 動画のテーマ:(テーマを1行で)
  • ターゲット視聴者:(誰が、どんな悩みで検索してくるか)
  • 動画の目的:(視聴者に何を持ち帰ってほしいか)
  • 想定尺:(例:8分)
  • トーン:(例:落ち着いた解説口調。過度な煽りは使わない)
  • まだ台本は書かないでください。上記を理解したら、不足している情報だけを質問してください。

最後の1行が効きます。いきなり書かせず質問させることで、こちらが見落としていた前提が洗い出せます。

STEP2:構成の骨格だけを作らせる

前提が揃ったら、本文ではなく骨格だけを出させます。

  • 先ほどの条件をもとに、台本の構成案だけを作ってください。本文はまだ書かないでください。
  • 次の5パートに分けて、各パートで何を話すかを2〜3行の箇条書きで示してください。
  • Hook(冒頭のつかみ/最初の5秒で視聴者を引き留める要素)
  • Beginning(悩みの提示/視聴者の状況を言語化する)
  • Middle(選択肢や比較/判断材料を並べる)
  • Climax(結論/最も伝えたい一点)
  • Reveal(次の行動/視聴者が今日できること)
  • 各パートの想定秒数も添えてください。

想定秒数を出させると、尺の配分が事前に見えます。Hookが長すぎる構成はここで気づけます。冒頭で離脱されない具体的な型はショート動画の冒頭1秒で離脱されない作り方が長尺にも応用できます。

STEP3:パートごとに本文化させる

構成に納得できたら、パート単位で本文にします。一度に全部を頼まないのが要点です。

  • 構成案のうち、HookとBeginningだけを本文にしてください。
  • 話し言葉で書き、読み上げたときに不自然にならない長さで区切ってください。
  • 専門用語を使う場合は、初出時に一言で言い換えを添えてください。
  • 事実として断定できない部分は、断定せずに「〜と言われています」ではなく、根拠が必要な箇所として【要確認】と明記してください。

最後の【要確認】の指示が、この工程で一番重要です。AIは分からない箇所も自然な文章で埋めてしまうため、どこを人間が検証すべきかをAI自身に申告させることで、事実確認の抜けを防げます。

AI台本が収益化ポリシーに触れる線引き

ここが本題です。AIで台本を書くこと自体は問題ありませんが、使い方によっては収益化ポリシーに抵触します。

YouTubeのチャンネル収益化ポリシーは2025年7月15日に「繰り返しの多いコンテンツ」から「量産型のコンテンツ」へ名称が変更され、収益化が認められない例として次を挙げています(2026年7月時点)。

一方で同ポリシーは、AIの利用を認める例も明示しています。「AIを使用して動画のスクリプトを編集したり、コンテンツの独自の背景ビジュアルを生成したりするなど、独自性があり、十分に調査された、あるいは創造性のあるストーリーを伝えるための補助」としての使用です。

つまり判定軸は「AIを使ったかどうか」ではなく、クリエイター独自の視点が入っているかどうかです。

  • セーフ寄り:自分の検証結果や経験をAIに渡し、構成と文章化を手伝わせる
  • セーフ寄り:調べた一次情報をもとに、AIに読みやすい順序へ組み替えさせる
  • アウト寄り:テーマだけ渡してAIが書いた文章をそのまま読み上げる
  • アウト寄り:同じテンプレートで内容だけ差し替えて量産する

STEP1でターゲットと目的を具体的に書かせているのは、この「独自の視点」を台本の設計段階で担保するためでもあります。量産型ポリシーの詳細と実際の影響はYouTubeのAI動画が収益化されない理由|量産型ポリシー2025年改定で扱っています。

完成した台本の次の工程

台本ができたら、ナレーション制作に進みます。自分の声を使わない場合のツール選びは【2026年版】AI音声ナレーションツール比較で比較しています。無料で始めるならVOICEVOXが候補ですが、商用利用の条件があるためVOICEVOXはYouTube収益化で使える?で先に確認してください。

台本から投稿までの工程をすべてつなぐ仕組みも実際にVPS上で稼働しています。設計図は実稼働中のAIショート動画自動投稿システムを全公開|maru-bot設計図で公開しています。

よくある質問

AIで台本を書いたことを視聴者に開示する必要はありますか?

必要ありません。YouTube公式ヘルプは台本作成の支援を「軽微な編集」に分類しており、開示対象は実在の人物や出来事を本物のように見せる合成コンテンツです。開示を行った場合でも収益化資格には影響しません。

AIが書いた台本をそのまま読み上げると収益化できませんか?

テーマを渡しただけの汎用的な出力をそのまま使うと、量産型コンテンツと判定されるリスクがあります。自分の検証結果や視点を加えることが、ポリシー上も明示された分かれ目です。

構成と本文化を分けると時間がかかりませんか?

往復回数は増えますが、全文生成後に論点のズレを直すより結果的に短くなります。構成段階なら数行の修正で軌道修正できます。

まとめ

AI台本は、役割設定 → 構成 → 本文化の3段階に分けます。STEP1では質問させ、STEP2では秒数付きの骨格だけを出させ、STEP3では【要確認】を申告させる。この3つの指示が精度を決めます。

そしてポリシー上の分かれ目は、AIを使ったかどうかではなく独自の視点があるかどうかです。AIを「たたき台を作る係」に留め、判断と検証は自分が持つ構成にしてください。企画そのものの見つけ方はYouTubeのネタ切れを防ぐ企画の見つけ方、AI活用の全体像はYouTube企画をAIで効率化する初心者向けの方法で扱っています。

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